あるテーマをめぐって、さまざまな分野の著述家や芸術家に作品を表現してもらい、それらを1つの封筒にパッケージしてお届けする小雑誌第2号。
<収録作品>
◆創作ノート ー はなびらとかたみ{as a butterfly, as a fragment}
大森裕美子
出会った形をモチーフにして展開していくドローイング作品のシリーズ「はなびらとかたみ{as a butterfly, as a fragment}」をテーマにした習作ノート。
◆手紙小説 ― 遠い場所からの手紙❷ 鞄からの手紙
BOOKSOUNDS
遠いとおもいがちな場所から近くするべくこのお手紙をお届けします――
今回は、鞄からあなたに手紙が届きました。
◆レイヤースコープ(多重する写真・文)― TORUS❷
村松 桂
第2号では写真と文が印刷された透明のレイヤーを2枚お届けします。1枚は街の景観のように言葉をのせて、もう1枚はワルツを踊る女性と言葉が綴られたもの。第1号でお届けしたシート➀にいずれか1枚を重ね合わせていただきます。
◆回文―わたしたち、言葉になって帰ってくる ー抄― ❷ 魚
福田尚代
はじまりからもおわりからも読むことのできる回文。今回のタイトルは「魚」。
◆ポエトリ・エフェメラ(写真・文)― INNOCENT❷ 廃船
川添洋司
一隻の廃船に「廃船は美しい」にはじまる言葉が添えられた「詩的なるもの」を、活版印刷の深みある文字と二つ折りのカードでお届けします
◆エッセイ ー 詩的なるものー二十世紀美術家たちの言葉
間奈美子
20世紀アーティストが書き残した「詩的なるもの」をめぐる言葉を集めて綴るエッセイ。「詩とは何か」と問われてきた近現代抒情詩の土壌とは別の場所で、「詩的」とはどういった事象かをじっくりと考察。
◆500部限定付録 チャップブックーボトロジア通信 第一号
庄司太一(通称:びん博士)
45年以上をかけて、主に手造りのガラスびんを収集し、その数6万本以上。収集したガラスびんのコレクションは自宅近くの「ボトルシアター」という建物に収納され、一般の方々への開放も行なっています。今回は、ガラスびんとの出会いからこれまでのこと、びんの詩的世界観を綴ったエッセイを小さなチャップブックにしてお届けします。