

日本を代表する女性専科カメラマン、渡辺達生。仕事で数多くの女性を撮影し続けてきた写真家が行き着いた究極の「女性ヌード」は、決してグラビアに出てくる細身でスタイルのいい女性ではなく、子供のころに脇や乳房の下に手を入れるとちょっと湿った暖かさを感じる豊穣な母のイメージ。現代の女性が失ってしまった大らかで縄文的な豊かさに満ちた写真集。
BEAMS JAPANが写真家のスピリッツを尊重し、再編集して次世代へ伝えることを目的に、その活動を開始した<Dear Film Project>。
500部限定のZINE。
※シリアルナンバー入り。ナンバーはお選びいただけません。
■渡辺達生
1949年生まれ。成蹊大学経済学部卒業。
在学中から「週刊サンケイ」で報道写真「GORO」でグラビア写真を撮り始める。その後「写楽」「Emma」「週刊ポスト」「週刊文春「CanCam」等、雑誌を中心に月刊紙、レコードジャケット、CMなどと幅広く撮影。「週刊ポスト」の表紙は20年間にわたり担当。女優、アイドルの写真集は200冊をこえ、延べ4000人を超える女性を撮影した。現在は、ギャラリービリオンで「寿影」と名付けた笑顔の遺影を撮影している。