※ 付録:子どもたちのなんだこれ?!を掲載した小冊子のオマケ付
「なんだこれ?!」をキーワードに、従来では切り分けられがちだった表現と鑑賞とを地続きにし、アート的思考を起動させるワークショップから生まれた、気さくで刺激的なコンセプトビジュアルブック。
「なんだこれ?!」をつくる10の方法論を、マグリット、デュシャン、赤瀬川原平、田中敦子、村上三郎、Chim↑Pomらの作品を事例に挙げ、豊富なビジュアルとともに紹介。
目次
序章 なんだこれ?!サークルへようこそ
1章 誰もやってないことをやってみる
2章 やりにくい方法でやってみる
3章 ひっくり返してみる
4章 大きさを変えてみる
5章 同じことをものすごくくり返す
6章 よくわからない名前をつけてみる
7章 いろんなものを組み合わせてみる
8章 普通のことをわざわざやってみる
9章 やると怒られそうなことをやってみる
10章 (ほとんど)何もしない
終章 鉄の掟
掲載なんだこれ?!(図版)
マシュー・バーニー パイセン《拘束のドローイング 2》
真鍋大度 パイセン《electric stimulus to face -test3》
田中敦子 パイセン《電気服》
金氏徹平 パイセン《ティーンエイジ・ファン・クラブ #38》
村上三郎 パイセン《通過》
白髪一雄 パイセン《天暴星両頭蛇》
赤瀬川原平 パイセン《宇宙の罐詰》
関根伸夫 パイセン《位相 – 大地》
フロレンタイン・ホフマン パイセン《ラバー・ダック》
ノア・カリナ パイセン《エブリデイ》
ルネ・マグリット パイセン《イメージの裏切り(これはパイプではない)》
マルセル・デュシャン パイセン《自転車の車輪》
コリー・フォーゲル パイセン《パール・ドラムス》
フランシス・アリス パイセン《実践のパラドクス1(ときには何にもならないこともする)》
田中功起 パイセン《Everything is Everything》
チン↑ポム パイセン《BLACK OF DEATH(109の上空、渋谷、東京)》
鈴木昭男 パイセン《日向ぼっこの空間》
なおや《せんたくばさみ》
はな&さち《ふえとひも(再演)》
なんだこれ?サークルLIVE 2019(タイ「ティットイムフェスティバル」)
〇著者/編者プロフィール
〇なんだこれ?!サークル
編集者の岩淵拓郎とタチョナが2014年から展開する、小学3年生以上を対象としたアートワークショップ。表現と鑑賞を地続きに扱いながら、既存の枠にとらわれない自由な表現(なんだこれ?!)を一人ひとりが作り上げる。これまで、大阪(2014、2019)、タイ(2017、2019)、鳥取(2020年~)、静岡(2021)、神戸(2022)、全国を対象とした通信制(2020)などで実施。合言葉は「なんだこれ?!」はちょークール!。
〇岩淵拓郎 いわぶちたくろう
1973年兵庫県生まれ。言葉と文字のアーティストとして活動した後、2011年に編集者へ。現在は文化芸術に関する書籍の編集、アートプロジェクトの企画・制作など。2014年よりワークショップ「なんだこれ?!サークル」を国内外で展開。主な編著に『オープンアトリエのつくりかた』(たんぽぽの家)、『音楽の根っこ』(日本センチュリー交響楽団)、『スクリーンプリントマガジン メッシュ』(神戸アートビレッジセンター)、『内子座 地域が支える町の劇場の100年』(学芸出版社)。