



緊急事態宣言下で開催された国際芸術祭「東京ビエンナーレ2020/2021」。
オリンピックとパンデミックにゆれた2021年の首都につかのま出現した見なれぬ景色たち。70のアートプロジェクトを総覧する「東京ビエンナーレ2020/2021」記録集。全96ページのカラー図版(全96ページ)では、江戸−東京の多層性を読み解き、そこにある地域や文化資源と関わりながらアーティストが創造した70の「見なれぬ景色へ」の順路を鑑賞者目線でたどっていく。 出入国の停止、人流の抑制、自粛とステイホームで、あらゆるアートの現場が危機的状況下の中で寄せられたテキストと現場写真によって全作品の制作プロセスを記録。また。ディレクターや事務局、そして開催エリアの町会や学校、研究者、企業等、地域社会で活動する幅広い人々からなる「市民委員会」によるアートプロジェクトの裏側で交わされていた議論も記録。