個人的な体験や感情を直接的な言葉で記述すること、自分について「そのまま書く」ことは、文学において、あるいはこの社会において、どこかうっすらと軽んじられてきたのではないか。「そのまま書く」ことへの態度をエッセイ、対談、インタビューなどで模索した”よりよいこじらせ方”孝。
目次
・皮のにおい |Ingvill Kjærstein (イングヴィル・シャースタイン)
・「そのまま書く」をそのまま書く |niina
・政治的な物語から個人的な物語を守り、分有するために |佐々木ののか
・インタビュー:自分語りをさまよって |滝薫
・当世書生気質令和編 |呉樹直己
・返信 ——わたしの〝こじらせ〟について |川口好美
・座談会:フィクションと「そのまま書く」がともにあるために
井上彼方×オーガニックゆうき×依田那美紀
・教室のうしろの席から |原告A
・幸福の表明を破る |依田那美紀
・#147⏺ ⏸ ⏹ |黒嵜想
・十年後の返信 |遠藤のぞみ
・広告:非実用品店めだか