べストセラー『82年生まれ、キム・ジヨン』のチョ・ナムジュによる、夫と別れたママ友同士の愛と連帯を描いた「離婚の妖精」をはじめ、人気作家12名の短編小説が勢ぞろい。「韓国・フェミニズム・日本」というテーマの元に寄稿された、日本&韓国文学の最前線がわかる豪華アンソロジー。
【目次】
チョ・ナムジュ「離婚の妖精」小山内園子/すんみ=訳
松田青子「桑原さんの赤色」
デュナ「追憶虫」斎藤真理子=訳
西加奈子「韓国人の女の子」
ハン・ガン「京都、ファサード」斎藤真理子=訳
深緑野分「ゲンちゃんのこと」
イ・ラン「あなたの能力を見せてください」斎藤真理子=訳
小山田浩子「卵男」
パク・ミンギュ「デウス・エクス・マキナ deus ex machina」斎藤真理子=訳
高山羽根子「名前を忘れた人のこと Unknown Man」
パク・ソルメ「水泳する人」斎藤真理子=訳
星野智幸「モミチョアヨ」
(解説=倉本さおり)