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菓の辞典 / 長井史枝、絵:いのうえ彩

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ラムセス3世が楽しんだであろうBC時代のものから、近現代のティラミスやパフェまで。約130種の西洋菓子の起源と痕跡を探り、描きおろしイラスト約100点とともに紹介。お菓子一つひとつが持つストーリーを、古代から現代へと並べて掲載。「お菓子MAP」やお菓子にまつわる「人物index」、レシピやペアリングのページも。 ◎マシュマロ・・古代エジプト時代は、咳止めキャンディー。19世紀フランスやドイツに渡ってふわふわに。 ◎マリトッツォ・・ルーツは古代ローマにあり。働く夫のための栄養たっぷりの食事だった。「マリトッツォ」の語源の「マリート」は夫の意。 ◎ドラジェ・・古代ローマ 菓子職人のドラジェがアーモンドをはちみつの壺に落としたことがきっかけ。 ◎クレープ・・十字軍が遠征から持ち帰った中国産の蕎麦の粉を使った粥だった。あるとき焼けた石の上にポタリと落ち…。 ◎チョコレート・・カカオが渡欧して300年。それまでの飲み物だったチョコレートが、1847年ついにイギリスで固形物に! ◎カヌレ・・ワインの産地に生まれた逸品。ワインのオリを取り除くためには卵白が必要。そこで大量に残った卵黄が修道院に持ち込まれ、その結果カヌレが生まれた。

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