1948〜51年にアメリカで出版された『エルマーのぼうけん』『エルマーとりゅう』『エルマーと16ぴきのりゅう』の3部作は、今も愛され続ける幼年童話の金字塔。作者は執筆当時20代だったルース・スタイルス・ガネット、挿絵は作者の継母であるルース・クリスマン・ガネットが手がけた。渡辺茂男が訳した日本語版もまた、累計700万部を誇る。日本初の展覧会「エルマーのぼうけん」展(2023年7月15日―10月1日 PLAY! MUSEUM)の公式図録。3部作の原画約140点を収録し、その巧みな筆致を綿密に再現した内容。物語の誕生秘話や制作プロセス、まもなく100歳を迎える作者の人柄を伝えるテキストも収録。