常に不本意ではありながらも撮影のモデルとなった女性・エディスの十代の頃を中心として構成された20年にもわたる記録の集積。撮られることに対してあからさまに表す彼女の不快感は、「思春期」の真実味を感じさせ、被写体と写真家の関係がリアルに記録された一冊。メンズファッション誌『Man About Town』に向けてスコットランドで撮影されたが、『Doesn’t Exist』誌上の物語の写真に使用された。当時、エディスはアリ・マルコポロス(Ari Marcopoulos)やコリエ・ショア(Collier Schorr)などの写真家たちにも撮影されており、コリエ・ショアは本書の序文として「I don’t have a kid(私には子供がいない)」を寄稿している。
著者:アンジェラより[2023年9月30日、14:48:02]
私が彼女をあまりによく知っているという点が、モデルを撮影する時とは大きく異なります。彼女はカメラの前にいることを好まないので、だんだんと渡す報酬の額を増やさなければなりませんでした。始める時のエディスはだいたいとても不機嫌なのですが、一日が終わる頃には、私たちの間になにかしらの静けさと気づきが生まれます。彼女を撮影する時は、私の心にとても近い場所で撮ります。私が子供だった頃、いやいやながらも父親に引きずられていった場所です。そうしたすべての場所で、エディスを撮りました。父はいつもエディスが自身の母親であるエレンに似ていると言っていました。ある時から父のことを考えると感傷的になるようになって、エディスは恥ずかしさでもだえるのですが、理解はしているのだと思います。鳥類保護区のベースボールキャップやブライトン・ロックなど、その日のおみやげを手にくたくたで帰路について、テイクアウトをして、『Brooklyn 911』を一話見るんです
もう一人の少女、SYLVIAを撮影した作品集はこちら
https://hohohozazaza.stores.jp/items/6735891d23b5d0088ff8e37f
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