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<雑誌>トラブル メーカーズ Trouble makers No.1 / トラブルメーカーズ・パブリッシング

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自分の価値観で生きる人々を紹介する雑誌Troublemakersが創刊。大阪に住むアメリカ人トランス女性のレミー・ニッタ、アイヌ文化を発信する関根摩耶、アイルランド人シンガーソングライターのクリスチャン・コール、スイスを拠点にするインターセクショナル・フェミニスト・プラットフォーム「Futuress」の共同ディレクターである小島澪とマヤ・オウバーを紹介。そのほか、ドイツ人写真家タマラ・エクハルトによるアイルランドのマイノリティグループ「トラベラー」を捉えたドキュメンタリー写真と、日本人アーティスト・苅部太郎が自身の離人感覚について綴ったエッセイを掲載。バイリンガル表記 <内容> アメリカ人トランス女性でマッサージセラピストのレミー・ニッタは、日本人女性のパートナーと2歳の子どもとともに大阪に暮らしている。自身はミスフィッツと言い切る──そしてはみ出し者である自分を受け入れ、いつも自分らしくいるように見える──彼女は、これまでどんな人生を生きてきたのだろう? レミーさんに「自分を受け入れるまで」を訊いた、ロングインタビュー。 いまアイヌを伝えるということ 北海道の先住民族・アイヌにもルーツをもち、アイヌ文化を伝える関根摩耶。北海道と海外を飛び回り、アイヌにルーツをもつ若い世代を代表するように日々さまざまな活動をしている摩耶さんに、アイヌとして生まれ育ったこと、そして、これからの世代のために伝えていきたいことを、彼女の地元・二風谷で訊いた。 キャロウブラウンの子どもたち 「トラベラー」と呼ばれるアイルランド最大のマイノリティグループは、その遊牧民のような生き方から、現地の社会から排斥されている。ドイツ人写真家タマラ・エクハルトは、偶然の出会いから8組のトラベラーの家族と知り合い、その子どもたちの日々の生活を撮影した。タマラさんが語る、「キャロウブラウンの子どもたち」と過ごした日々と、これからのこと。 自分とつながるための音楽 アイルランド人シンガーソングライターのクリスチャン・コールは、2020年のデビュー以降、ヨーロッパのインディシーンで着実に注目を集めてきた。そんな彼のセカンドアルバム『Wetlands』のカバーが撮影されたのは、雨の渋谷。なぜ彼は東京を選ばなければいけなかったのか? クリスチャンの音楽人生と、弱さと向き合う失恋アルバムができるまで。 フェミニズムも未来もみんなのもの フランスとドイツの国境に位置するスイスの街・バーゼルを拠点にするNPO「Futuress」は、「フェミニズム・デザイン・政治が出会う場所」として、世界中の仲間たちとともに学びのコミュニティをつくっている。共同ディレクターの小島 澪とマヤ・オウバーが、夢を見ることの力について──いかにして彼女たちが変化は可能だと感じられる空間をつくっているのかを語ってくれた。 リアリティの境界線 東京を拠点にするアーティスト/写真家の苅部太郎は、子どもの頃から離人感覚──自分の存在や周りの人や環境にリアリティを感じられないこと──を抱えて生きてきた。その感覚とともに世界をオーバービュー(概観)すること、そして、作品を通して人間と非人間の、現実と虚構の境界を探り続けてきた過程を、苅部さんが綴った。 ※裏表紙に記載している「離人症」は、「離人感覚」がより正しい表現です。

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