「思索の旅」をテーマにしたトラベルマガジン第2号。世界中の人々が紡ぐ日々の断片的な物語(ナラティヴ)の収集を通じて、その異なる価値観と原理の中に自分の人生を思索するためのヒントを探すというコンセプト。
最新号の特集は「畏敬の念〜驚きに満ちた日々、希望にあふれた毎日〜」。畏敬の念について長年研究を行っている、UC Barkley校の心理学者Dacher Keltnerが世界中の人々から畏敬の念を感じた瞬間の物語を集めた内容。研究によると人々の畏敬の念にまつわる物語は、神や自然などの巨大な存在に抱く畏れの感情とは一線を画し、より日常の中にある感嘆や感心といった感覚に近いものだそう。ロンドンの刑務所の音楽レーベル、ブータンのカリスマラッパー、イギリスのストリートペーパーTHE BIG ISSUE、岩手県遠野の民話、ドイツで行われた芸術祭Documenta15、そしてウクライナの若き芸術家たちを紹介。
<目次
001 Editor’s Note エディターズノート
002 Lyrics for Hope 希望のリリック
003 THE LITTLE BIG ISSUE UK The Big Issueと考える、ストリートニュースの未来
004 Ephemeral Greatness 偉大なもの、儚いもの
005 Iwate, the Last Frontier 遠野物語、生と死の境界
006The Dark Peaks ダーク・ピークス
007 Soлomiya ウクライナの若者たちの物語
008 documenta 15-No Art, Make Friends.- アートより、友達を作ろう。 国際芸術祭ドクメンタとアーティスト栗林隆の挑戦