ラテン・アメリカを現代的(モダン)に、決して遠ざけず、しかし誤解に満ちたエキゾティシズムにも置かずに、ふさわしい距離感で見据えることを目的にした特集。ラテン・アメリカで精力的に活動するクリエイターたちへのインタビュー、近年の映画や文学作品のレビュー、そしてラテン・アメリカの文学・哲学・映画・格闘技などさまざまな文化を扱った多彩な論考を収録。
【CONTENTS】
Interview
クリストバル・レオン
ホアキン・コシーニャ
イグナシオ・アグエロ
パウリーナ・フローレス
岡村 淳
Column
モダン・ラテン・アメリカを知る10の小説/10の映画
Critique
MRからMRへ─―歴史の周期と再来する神のビジョン
横山 宏介
不自然な観客のために――ラテンアメリカ映画の宛先
新谷 和輝
距離と強度――ボルヘスのポストクリティーク
安原 瑛治
食人の思想の現代的意義
オズヴァウヂ・ヂ・アンドラーヂからスエリー・ロルニクへ
居村 匠
“異聞”としてのブラジリアン柔術
山下 研
◆特集外コンテンツ
Critique
主人公(プレイヤー)が戦い(プレイし)続ける意味――『Fate/Grand Order』「黄金樹海紀行 ナウイ・ミクトラン
惑星を統べるもの」における物語体験
高井 くらら