縁があり、10年ほど前にアレハンドロ・ホドロフスキー監督の『エンドレス・ポエトリー』の撮影に美術監督の通訳として参加した「翻訳」家の著者が慣れぬ「通訳」だったこともあり、1カ月ほどでクビになった顛末を綴った裏・撮影日記。また、裏表紙からはスペインの漫画家・ミゲル・アンヘル・マルティン作「Surfing on the third wave」から4エピソードを抜粋した翻訳漫画を収録。ミゲルはコーパス・グラインダーズのアートワークなども手掛けていて、ポップな絵柄にハードコアな展開のギャップが魅力の作風。著者の本業である翻訳家としての仕事が垣間見れる。