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<雑誌>ユリイカ 2024年8月号 特集=ポール・オースター ―-1947-2024―

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文学が世界文学に遷移していく時代にオースターはどのような位置をもち、そこにはなにが尽きていたのか、『孤独の発明』からニューヨーク三部作、『ムーン・パレス』、『偶然の音楽』、あるいは『幻影の書』、そして『4 3 2 1』へ……証言は交錯し、作品は残される。知られざる作品をいまふたたび馴染みの風景とするために。追悼とはそれを取り戻すための哀惜と反抗である。渾身の追悼特集 目次 ❖翻訳 ローレル&ハーディに人生を救われた――『4 3 2 1』より / ポール・オースター 訳=柴田元幸 ❖対談 オースターを/とともに読む  / 柴田元幸 藤井光 ❖作家との邂逅 内面の旅に魅せられて / 白井晃 矛盾する僕のお守り / タダジュン ❖アメリカからの旅 ポール・オースターの思い出とアメリカにおける彼の著作の評判について少々 / ジャスティン・ジャメール 訳=秋草俊一郎 間違い電話じゃなかった  / 吉田恭子 空白期間の神話から二一世紀の段階的物語へ――ポール・オースターと歩く現代アメリカ / 矢倉喬士 「翻訳」の発明――柴田元幸のポール・オースター訳をめぐって / 邵丹 ❖作られたお話 初訳者の栄光と困惑 / 郷原宏 シンクロニシティ、あるいはご都合主義の復権 / 菱岡憲司 ❖憑在的な声 探偵になりきれなかった男たち――ポール・オースターと(ハードボイルド)探偵小説 / 井上博之 ガラスの手荷物――シリ・ハストヴェットとともに『最後の物たちの国で』声を聞く / 上田麻由子 幽霊たちへの責任――ポール・オースターにおける災厄の表象 / 髙村峰生 ボディーズ・アンリミテッド――オースター作品における肉体考 / 小澤英実 ❖場所が訪れる 点、線、面 / 畔柳和代 オースターの「必然」 / 姜湖宙 ❖詩と物語、あるいは言葉 混乱と残忍に抗して――ポール・オースターの詩 / 飯野友幸 偶然の技法――ポール・オースターの詩人から小説家への移行期について / 佐藤直子 寂しさの発明――オースターとメルヴィル / 古井義昭 神託の夜と再話の倫理 / 大宮勘一郎 ❖文章を追いかけて ベケットが結んだポールとジョンの友情 / くぼたのぞみ オースターと野球と、逃げる犬 / 高山羽根子 ❖オースターと―― 孤独の発見 / 鈴木創士 ポール・オースターとパウル・ツェラン――ゴッホを通して二人を架橋する / 関口裕昭 「失われた原稿」と「失われた対話」――ポール・オースターとピエール・クラストルをめぐって / 酒井隆史 稀代のストーリーテラーが映画に注いだ情熱の行方 / 上原輝樹 ❖事の始まり ポール・オースター全小説解題 / 下條恵子 ❖忘れられぬ人々*34 故旧哀傷・松尾和子 / 中村稔 ❖物語を食べる*41 かーいぶつ、だーれだ、という声(上) / 赤坂憲雄 ❖詩 あのこと・のと・なりで / 川上雨季 ❖今月の作品 湖中千絵・蓮野健二・栫伸太郎・禾アキラ・岡村梨枝子 / 選=井坂洋子 ❖われ発見せり その〜…あいだになる、そのあいだに / 外島貴幸 表紙・目次・扉=北岡誠吾 表紙写真=2007年10月11日、パリにて。映画監督作『マーティン・フロストの内なる生』の上映に際して(Photo by STEPHANE DE SAKUTIN)AFP/アフロ

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