スイスは彦根で1972年から2022年まで存在した喫茶店で、この店に立ち寄りたいがために彦根に来る人も数多かった有名店。まるでお伽話のようなルックスと料理の美味さ、夢のようなシチュエーションに多くの人が魅了され、一昨年に閉店が告知された最後の1ヶ月は連日長蛇の列が成され、惜しまれつつ閉店となった。この本は、ありし日のスイスの写真と、長年お店を運営されていた伊藤ご夫妻へのインタビュー、スイスを愛した人々からの寄稿(細馬宏通、御子柴泰子、辻琢磨、松山孝法)、そしてマメイケダの絵で構成されたメモリアルブック。
目次
はじめに
「私のスイス」川井 操
写真
金川 晋吾
インタビュー
伊藤共栄,好子
聞き手:川井 操
エッセイ
・そこの味
−−−−−−−−−−−−−−細馬宏通
・スイスの思い出
−−−−−−−−−−−−−−辻 琢磨
・そこにしかない『何か』をまとった、匂い立つような空間
−−−−−−−−−−−−−−松山 孝法
・わたしたちが「スイス」を特別な店だと思っていなかった頃
−−−−−−−−−−−−−−御子柴 泰子