便利で安定した現在の米供給システムは、ありがたいもの。しかし、効率のみを重視するあまり、稲作から炊飯まで、「米をくう」営みの中に溢れていたつくる喜びや楽しみも、失われてきたのではないか?安心して、思いっきり「米をくう」で遊ぶ。そんな新しい社会は、どうやったら実現できるのか?そんな想いのもと、文筆家・服部みれい、稲作文化研究の第一人者・佐藤洋一郎、石垣島で稲作に取り組む笹村出をはじめ、常識に囚われずに、文明、テクノロジー、文化、技と知恵の各視点から、「米をくう」を探究してきた先輩方との対話を通じて、新しいものの見方、最先端の問い、創造の余白に触れていく号。
読めば、お米を釜で焚いてみたくなる。
読めば、自分で田んぼをやってみたくなる。
読めば、炊きたてのご飯がいつもの何倍も愛おしくなる。
そんな一冊