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<雑誌>MOMENT 4:つくりかたをかえる

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気候も風土も異なるアジア各地をめぐった創刊4号の特集は「つくりかたをかえる」。インドネシア生まれの発酵フード、テンペをめぐる紀行文から、タトゥーアーティストをはじめさまざまなつくり手を訪ねたバリ島のバイク旅、山形県大江町での採集とインクづくり、福岡県広川町で久留米絣の「色」を見出す滞在制作、磯野真穂と伊藤ガビンの対談、精神科医・星野概念を迎えた「ひまをとりもどす」座談会、香山哲による連載など自分たちの取材や制作の方法も大きく変えながら、これからのつくりかたを探った号。 Feature 1 バイクにのってどこまでも ファブラボ世界会議Bali Fab Festが、インドネシア・バリ島で開催されたことをきっかけに、現地のDJやアーティストと交流を深めた編集部。話を聞いてみると、世界的なアーティストがこぞって訪れるバリでは、分野も領域も違う若いつくり手が、音楽を通してゆるやかにつながりながら、インディペンデントに活動しているらしい。友人たちの、ときにGojekで配車したバイクの後ろにまたがって、プリントメイカーやフードイベントプロデューサー、デザイナー、タトゥーアーティストなどを訪ねてまわった5日間の旅路。Bali, Indonesia Feature 2 山に入る日 山形を拠点に、採集物からインクをつくる研究「Foraged Colors」をはじめ、採集・デザイン・超特殊印刷を横断しながら、もののつくりかたをデザインする𠮷勝制作所。彼らを訪ねて、一緒に山へと分け入った。晩餐のためのきのこと、インクづくりに使えそうなキレイな色のもの、お茶になりそうな葉っぱを目掛けて、森をガサガサ歩く。彼らの足取りや身振りを真似ながら、採集者の目で世界を探ってみる。Yamagata, Japan Feature 3 色を見る、つくりかたをほどく 「色って自分でつくれるんだ」という衝撃を経て向かったのは、福岡県南部の筑後地方にある広川町。200年以上の歴史をもつ綿織物・久留米絣の産地だ。久留米絣といえば藍。でも世界の絣文化を見てみれば、周囲の環境から取り出した豊かな色の世界が今なお受け継がれている。茶栽培や酒造、和紙や木工など、小さなエリアに多くの産業が息づくこの産地だからこそ現れる色を求めて、一週間の滞在制作を行った。Fukuoka, Japan Special 漫画 : 将来の集落 香山哲 最新刊『レタイトナイト』をはじめ、暮らすように旅をして、旅をするように暮らす独自の視点で物語を描く気鋭の漫画家、香山哲による連載コミック。今号では「コヨーテの釜」「プラスマイナス1」の短編2作を描き下ろし。現在の世界が何度も滅亡した後に人類が形成するかもしれない、さまざまな形の集落を描く。

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