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<文庫>忘れの構造 新版 / 戸井田道三

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「カラダは私の宇宙のブラック・ホールかもしれない。ブラック・ホールは光より速い速度で万物をひきよせているから見えないのだそうだ。言葉以上の速さで思考が突入する地点、それがカラダであり、思考の言葉にとってそれはナイというほかない。」人間はなぜ忘れるのだろう? “忘れ現象”に独自の光を当てて、人間が人間であることの意味を深く見つめる哲学エッセイの名著。解説:若松英輔 【目次】 序章 記憶のヒキダシ型とマリモ型    1 記憶とブラック・ホール 刷りこみ 風車と舌 忘却の空白と糸 空間感覚の成り立ちかた 夢も歴史のうち 喪失した自分 〈忘れ〉と自由な構想 アイマイの効用 共同の原型 〈だろう派〉の主張 置き忘れる眼鏡 内と外の間の漠然とした領域 2 カラダがおぼえる 洒脱な病人    ぎごちない演技 忘れた何かが呼んでいる からだの操作ミス 身中の虫 縄張り 仮面の内と外 〈眼鏡は顔の一部です〉 顔とそこに表れるもの 身のたけにあった言葉で 牡蠣とカキとoyster おいしい仔犬 こぶとり爺さん 表現を妨害するいたずらもの 3 熱湯好き 丈夫すぎるのもよくない 〈ひとの噂も七十五日〉 忘れぬことの災害 墓石は忘れるため 傘を忘れること 郵便配達夫ルーラン 〈ぼくちゃん〉 風情の底の忘れもの 祭りのしきたりを忘れても  発掘された安万侶墓誌 無意識へ押込む 山の神まつりのひながた 医師の手 同期のクラス会 思い出は身に残り 終章 あるかなきかの煙 あとがき    解説 忘却の波をくぐり抜けてよみがえる言葉  若松英輔

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