三軒茶屋をテーマにしたポケットブックシリーズ「sanchapbook」(サンチャップブック)の第三弾。著者が十年ほど過ごした三軒茶屋の街を舞台に、音楽や演劇の夢や志を持ちながら、長いモラトリアムを過ごす人たちの物語。キャロットタワー、茶沢通り、三軒茶屋中央劇場、確かにそこに存在したはずの誰かの想いや記憶について。文庫より小ぶりな大きさの本。
《目次》
「すずらん通りの定食屋」
「太子堂中央街のライブハウス」
「世田谷通り沿いのマンション」
「三軒茶屋中央劇場」
「地震の日」
「じしんの日」
「送別会」
「世田谷マジック」
あとがき