
世界的画家が88歳になって到達した境地!飽きることは、「自由になる」こと。横尾忠則が「飽きる」という現象を美学として捉え直し、日常の単調さや退屈さえも価値あるものとして、自然体で生きることの重要性、病気や老いを自然な現象として受け入れる態度、そして生と死が織りなす永続的なサイクルへの洞察を提供した1冊。猫や芸術作品の魅力を通じて、生活における遊び心や創造的な余白の必要性を説き、現代人が忘れがちな「飽きる」という感覚の中に潜む、深い美学と哲学を探る試み。
目次
第一章 ありのままに生きる
第二章 何も考えず、何も求めない
第三章 病気と健康はなるようになる
第四章 生と死に境目はない
第五章 猫という不思議な存在
第六章 芸術とは何か
第七章 人生はずっと遊び