文字を軸にしたグラフィック制作を中心に幅広く活躍する三重野龍の、10年余りにわたる活動の軌跡を収めた初の作品集。「感触の設計」「書体の脱構築」「たゆたう静止画」「五感 to 語感」「意味の調律」という5つのテーマに分類し、触覚や時間の経過、抽象と具象の交錯といった観点から、三重野のデザインへの思考や向き合い方を深く分析した１冊。巻末には、文字やタイポグラフィを基軸とした活動を行う大原大次郎、本書のデザインを担当した一ノ瀬雄太を交えた鼎談を収録。 【構成】 巻頭言　by Jenny Brewer（It’s Nice That） 第１章　感触の設計 第２章　書体の脱構築 第３章　たゆたう静止画 第４章　五感 to 語感 第５章　意味の調律 巻末鼎談　地・間・力技――線を“生け捕る”書き文字を巡って 　　　　　by 三重野龍 ✕ 大原大次郎 ✕ 一ノ瀬雄太