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ごみと暮らしの社会学: モノとごみの境界を歩く / 梅川由紀

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私たちの日常生活に密接した「生活文化としてのごみ」に着目して、ごみとモノの境界がどこにあるのか、時代によってその境界がどう揺れ動いてきたのか、ごみとモノの価値の違いとは何なのかを、多くの雑誌や資料、フィールドワークから多角的に検証。フリマアプリの浸透など、今日のリユースの流れにもつながる視点や論点を提示する、ごみをめぐる知的冒険の書。 目次 はじめに 第1部 ごみをめぐる議論 第1章 「問題」としてのごみから「生活文化」としてのごみへ  1 環境社会学による「問題」としてのごみ  2 「生活文化」としてのごみ 第2章 「モノの価値」と「ごみの家庭生活」  1 秩序/無秩序という構造化  2 「ギャップ」と流動性  3 モノの価値の変化とカテゴリーの変化  4 モノからごみまでの軌跡  5 価値と軌跡への着目 第2部 ごみの家庭生活 第3章 高度経済成長期の生活  1 高度経済成長期  2 「転換点」としての高度経済成長期  3 第4章から第6章までの調査方法 第4章 ごみを「発見」する人々――拡大するごみ概念  1 掃除機  2 冷蔵庫  3 粗大ごみ 第5章 ごみを排除する人々――ごみに対する寛容度の変化  1 高度経済成長期の台所  2 台所改造  3 日常生活空間からのごみの排除 第6章 「くず」から「ごみ」へ――「くず文化」の崩壊  1 くず文化:①――くず  2 くず文化:②――くず屋  3 くず文化の崩壊 第3部 モノの価値 第7章 「ごみ屋敷」の現状  1 ごみ屋敷  2 ごみ屋敷の当事者  3 対策 第8章 モノとごみの意味――「ごみ屋敷」の当事者Aさんの事例から  1 モノと記憶  2 Aさんについて  3 スーパーと食品へのこだわり  4 「望ましい自己」の具現化  5 廃棄を通して構築されるアイデンティティー 第9章 モノとごみの境界――機能的価値/心情的価値/可能性的価値  1 モノの三つの価値  2 「ふつう」に関する複雑な思い 第4部 まとめ 第10章 ごみと人間の関係  1 モノとごみカテゴリーの二極化  2 ごみにならざるをえないごみたち 初出一覧 あとがき

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