
今年の5月連休の開催でホントに最後になってしまう野外コンサート「春一番」。途中、空白期間はあるものの、1971年に第1回「春一番」を天王寺公園の野外音楽堂でスタートさせて、2024年に亡くなるまで続けた福岡風太。その「春一番」の半世紀、福岡風太発言の記録を当時のままに再編。
◉推薦文=中川五郎(フォークシンガー・翻訳家)
▪️主要目次
はじめに……福岡 嵐
前編 乾いた街に風が吹きはじめた
例によって例のごとく“音楽とは?”/「THE NEW MORNING」/
ディラン・アッピーハウス・エスエス・サブ、そして三木楽器四階ホールまで/ボクは素敵な奴が誰だか知らない/「春一番」に関する風太のひとりごと/
「表現者 春一番・福岡風太」/ボクの思いあがりと、君の思いあがりに!/
満足できるかな‼/「風太の日記 1975年5月19日/「実録! 春一番物語」序ノ章/座談会「今、ぼくらをとりまく関西の音楽─現場のプロデューサー達が語る」(福岡風太・阿部登・池田淳・吉見隆)/春一通信〈1979〉/ボクの夕焼けハッパ焼け/対談 もっと気軽に行こうや(糸川燿史・福岡風太)/トーク「最後の春一番この10年」ほか
後編 復活春一番
もうひき返さない/我が子・嵐に旅の話をしてあげよう/何もかんも手作りからコンサートははじまった/「春一番」、16年ぶりに大阪で開催/LIFE GOES ON/オレらのやり方はもっとストレートで、もっとピュアやったはずや/対談「舞台監督という職業、生き方」(金一浩司・福岡風太)/座談会 復活春一番10年「春一番という生き様」(福岡風太・阿部登・鏡孝彦)/「ヒストリー・オブ・春一番」/60年代末、終わりの始まり/ほか
あとがき……古賀 正恭・村元 武