
単行本初収録の詩やエッセー、亡き人たちへの追憶、パロディ、若き日の戯曲、 そして自伝風の読む年譜。欲ばりで楽しいヴァラエティブック。
【収録作品】
エッセー・コレクション
子どもの歌の歴史を語る名エッセーなど初収録の11篇
懐かしい人たち
寺山修司、武満徹から大岡信、和田誠まで(追悼詩も多数収録)
戯文五つと戯詩ひとつ
ビートルズから夏目漱石まで。愉しいパロディ6篇
戯曲 お芝居はおしまい
29歳の若き詩人が書いた喜劇三幕の長篇戯曲を初収録
小詩集
石牟礼道子さんとの「空想の対詩」のほか、多彩な作風の詩集未収録19作
自伝風の読む年譜
自身の文章の他に、書評、インタビュー、新聞記事も多数収録
【目次】
エッセー・コレクション
私とことば
二つの詩から
私の十七歳
詩と時間
一粒の砂に
昨日読んだ文庫
子どもの読みもの
朝の寝床から
私の「童謡」
「みんなのうた」
かりんとをかじりながら
懐かしい人たち
平塚綾子 思い出の本
室生犀星 犀星さんからの葉書
三好達治 三好さん/詩「空のなぎさ」/三好達治さんの三冊/「冬の日」/詩「冬の日」
中勘助 愛の人・中さん
寺山修司 何度でも会える/透明人間になって/詩「五月に」/詩「寺山修司への七〇行」
堀内誠一 カルバドスの香り/詩「幽霊」
永瀬清子 ひとりの日本の女/詩「永瀬清子さんのちゃぶだい」
武満徹 希望という言葉/詩「音の河」
茨木のり子 初々しさ/詩「いなくならない」
河合隼雄 おはな「し」/詩「かわいのいわい」/詩「来てくれる」
吉野弘 いないのに居る/詩「人間吉野と詩人吉野」
まど・みちお 私のまどさんファイル/詩「まどさんね……」
大岡信 大岡の知/詩「大岡信を送る」/詩「微醺をおびて」
和田誠 終始一貫和田誠/詩「Natural」
辻征夫 辻さんの言葉を頼りに
戯文五つと戯詩ひとつ
YELLOW SUBMARINE
内蔵されたことば
春を待つ手紙
死して首相は愚痴を残す
1対1
牛の涎
戯曲 お芝居はおしまい 喜劇三幕
お芝居はおしまい
自作について
小詩集
石牟礼道で石蹴り
読むこと
アトムの今
新聞はコトバだ
朝日とともに
私語
今朝
当たり前
雑誌考
身籠る
初夏のハムレット
ごめんね
朝
ごはんが食べたい
えほんのくに
えほんのふるさと
至福
数小節
サティ風の気晴らし
自伝風の読む年譜 一九三一年~二〇二五年
自伝風の読む年譜
編集後記